毎月分配ファンド
これは年金の不足を補う使い方。あるいは普通に月々のお手当の手段として高い人気を、特に高齢者、定年退職者に受け入れられた。
ところが、SBI証券が始めた定期売却サービスは実質的な毎月分配を実現するもので、両方の使い分けが気になるところとなった。
分配型ファンドは、そのまま利用するか、定期売却と併用するか、定期売却として利用するか(分配は再投資に回す)。
予め、分配型ファンドを選択する必要はなく、普通のファンドを定期売却で運用することもできる。
定期売却サービス
定期売却の良いところは、ファンドを維持するのか、消滅させる(使い切る)のか、その時期をいつにするか、殆どを自分でコントロールできること。
分配型ファンドを選択する意味は殆ど無くなった。単に高配当ファンドを選択するだけで十分。年何回の分配かは全く気にする必要はない。
敢えて、毎月分配が気になる場合は、短期債権を担保にしたもの(ハイイールドファンド)あるいは不動産債権を担保にしたもの(リートファンド)など、分配リスクを最初から押さえてあるものにするのが賢明かと。
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運用としては、
分配金の設定を「受け取る」から「再投資する」に変更することだ。
定期売却の規模に満たないものは一括売却が良い。
なお、定期売却の規模に満たないものとは、1千円ずつ隔月でくずと言うミニマムの定期売却設定でわずか2年間も維持できないものと言う意味。金額的には1万2千未満のファンド。こういう細切れファンドは様々気が変わるなどしてどうしても生じてしまうもの。たいがいは放置したままだろうが、早々にキャッシュに戻してメインターゲットへの再投資に回すべきだろう。
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