SIMロックフリー版スマホ
SIMカード(シムカード、Subscriber Identity Module Card)
携帯電話を買うと店員が小さなICチップの付いたカードを機械にセットするあのカードのこと。最近は更に小さなサイズにしたSIMカードも出ている。《標準SIMカード>マイクロSIMカード>ナノSIMカード)
従来の日本の携帯電話・スマートフォン・タブレットはキャリア(通信会社)から提供されていて、キャリア専用の携帯として作られている。当該キャリア以外のSIMカード以外では正しく動作しない。こういうことができるのはキャリアにNTTドコモというガリバーがいたことで競争環境として不十分だったこと、端末メーカーもNTTドコモに支配されている構造があったからだ。
しかし、キャリア間の競争環境が生まれ、回線の卸売りによるビジネスも生まれ、また端末メーカーの力も相対的に上がってくると、もっともそれは海外の市場構造によるものだが、SIMロックを掛けていない端末の流通が始まった。最初は海外で買って国内で使う構図だったが、今は国内の正規販売が始まった。
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キャリアが回線料・通信料と端末をセット販売している。料金は最初は端末代の回収に使い、其の後は暴利になる。同じ端末で長く利用すればするほどキャリアは大もうけ。ユーザーはべらぼうに高い通信料を払っているのだ。
長く使うならSIMロックフリー版の端末、短く使うならキャリア仕立て(SIMロック版)の端末が、損しないことになる。
端末の技術革新が落ち着いたと思えばSIMロックフリー版を長く使って損しないようにする。まだまだ流動的と思えばキャリアの政策の乗っかる。特にキャリアの乗り換えによるメリットを追求する。スマホの世界では家族間通話は無制限ゼロなんて既に意味がなくなっている。キャリアに対するロイヤリティは何を根拠にすべきか分からなくなっている。多分、キャリアが提供する無料のネットサービス~クラウドサービスが差別化ポイントになるだろう。メーカー系のクラウドサービスとは違ったものが期待できる。
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老人、女性は長く大事に使う傾向があるから、SIMロックフリー版が良い。キャリアのサービスに差が出てきたら途中で簡単に変更できる。
子供はどうか。子供も使用年数は長いのだ。コストミニマムで行くから親は容易には買い換えることが無いし、子ども自身にもそんなニーズ(頻繁な買換え)は出てこない。
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スマホの買い方はパソコンの買い方と同じになっていくかな。其の時のベスト・アーキテクチャーを買う。
今なら・・・
- 防水
- 非接触充電
- 64ビットアーキテクチャー
- フェリカ
- 高画質カメラ(1千万画素)
- ハイレベル液晶(IGZO相当)
- 大容量バッテリー(3000mAh前後)
- LTE~4G
- など
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