スティックコンピューターの騒音問題が片付かないから、その代わりとなるとベアボーンコンピュータも候補に挙がってくる。ベアボーンはポケットに入ることはないが、持ち歩くことは出来ないことも無い。メインオフィスからサテライトまで運んで、結線すれば設置完了。メインオフィスに戻る時はケーブルを外して持ち帰るだけ。しかし、途中の出張や移動の可能性や、ノートPCと両方の運搬となると現実味が薄れてくる。
ベアボーンコンピュータの騒音問題についても小さく作れば問題は回避できない。スティックと五十歩百歩の状況。
結局、ベアボーンの選択は無い。スティックコンピューターの技術改良が進んで発熱問題・騒音問題がクリアされるのを待つべきだ。
ノートPCの選択:
ネズミの嫁入りになってしまった。結局ノートPCに戻った。ただ、ノートPCに大画面モニターを繋いで作業環境を改善する取り組みの有効性は評価できた。
要件:
- サイズ:大型画面は重くなる。小型画面は無理が出そうだ。12インチ~15インチ。
- ストレージ:耐衝撃性・静音性を考慮してSSDのもの。容量は少なくて良い。128GB~256GB。512GBを積むと価格が飛び出す。
- メインメモリ:ミニマム4GB。 できれば8GB。
- HDMI出力~4K出力。
- 価格:難しい。1インチ1万円以下として10万円~14万円。
- テレビ機能:不要。
- 重量:1インチ100グラムとして、1キログラム~1.5キログラム。⇒達成している商品は少ない。選択幅が極端に減る。セールスが持ち歩くような使い方は考え難いから、条件を緩めることにしよう。1インチ150グラムぐらいか。1.5キログラム~2.3キログラム。これでもまだ難しいかも知れないがこの辺を目安にすべきだろう。
価格.comへ行くと五万と商品が並んでいる。ここから探すのは大変。価格性能に差が無ければ好きなブランドで選んでおけばよい。
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- IBMのThinkPadはとっくの昔に売却されて今はレボノ。レボノブランドになってからは手が出しにくくなった。作っている人は同じでも。
- 東芝ダイナブックも買い難いブランドだ。⇒適当な候補は見当たらず。
- パナソニックのレッツノートは明確なコンセプトもあって重宝した。⇒適当な候補は見当たらず。
- 国産NECは貴重なプレイヤーだ。商品も悪くない。が、何故か縁遠い。
- ソニーのバイオはブランドだけでも魅力的だったが撤退。事業移管したVAIOは頑張っているようだがメインプレイヤーではない。⇒適当な候補は見当たらず。
- HPやDellはあまり縁が無い。店頭で見かけるモデルもあるがディスプレイは地味。現在のベストバイ。マイクロソフトがパソコンHWを始めたのは驚きだが割高感が否めない。
- Inspiron 14 5000 プレミアム Core i5 8265U・8GBメモリ・256GB SSD搭載モデル 【8万円前後】。
- Pavilion Laptop 13-an0000 価格.com限定 メモリ8GB&256GB SSD搭載モデル 【9万円前後】
- Surface Laptop 2 Core i5/メモリ8GB/256GB SSD/Office Home and Business 2019付モデル【12万円前後】
- 台湾・韓国・中国のものは気になるモデルもいくつかあるがどういう訳か気分が乗らない。
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絞り込み要件の再検討:
価格コムで全体を並べてみると現在の各メーカーの頑張りの程が見えて来る。その中で有効な絞り込みを行う。
絞り込み要件(順不同):
- 価格は10万円を切ること。 構成や性能に依存するが10万円以上の価格付けをしている商品は外す。余計なものがセットされていない商品を選ぶことになる。
- フェリカ(NFC)リーダー:要件としない。ソニーのパソコンにはリーダーが内蔵されていたが、今はスマホがその役割を果たすから不要。パソリ(NFCリーダー)があればどのパソコンでも電子マネーのチェックなどは出来る。
- メインメモリ:趨勢を見ると現在のレベルは8GB。4GBでも動作上は全く問題ないが時勢に合わせて8GBを選択したい。
- ストレージ:SSD256GB。HDDとハイブリッドなものもあるが、衝撃安定性・発熱性・騒音問題などに拘ってここはシリコンディスクに限定する。容量はW7時代よりアップさせて256GBを確保。
- 重量:軽いに越したことはないが概ね2.2キログラム前後に収まっているので、特に要件としない。2キロ以内とすると選択肢は極端に少なくなる。
- ディスプレィサイズ(単にサイズでも):12インチ以下は使い難く感じるだろうから除外。多くは13インチ~15インチに収まる。
- ディスプレイ画素数:これはノートPCの場合は謀ったように1920×1080で横並び。
- 新発売:1年以内。特に理由は無いが新しい改善された技術セットが採用されている可能性があること。逆に出たばかりの商品は技術検証未了のリスクもある初期評価が完了しているであろう3ヶ月または6か月経過した商品が望ましい。また1年以上経過して価格が下がってきたものも検討余地あり。口コミ情報をチェックすべきか。
- 色:好きな色があれば拘ってもいい。差別化が出来ない状況では有効だ。
- メーカー:好きなメーカー。今まで使ったことがあって特に嫌なトラブルを経験していないところが安心。メーカーの場合はサポートの品質・相性も重要。そのサポートって自分は嫌だな思えば避けて良い。口コミのトラブル対応の状況も重要。そういう対応するんだと思えば回避したい。ただし口コミの主が感情的になっていることもあるので読み込みはある程度数を見て経験を積まないと拙い。
- 騒音。殆どは冷却ファンのノイズ。この評価項目が無いのは残念だが、口コミで話が出ていたら要注意。ベンチャー系は騒音の抑え込みに課題を残すことが多いので要注意。騒音は店舗では暗騒音が大きいので確認できない。オーディオも展示している店なら無饗音室に入って確かめるか。
- 処理速度~CPU:ノートPCでやることは限られるから最新最速は無用。むしろ発熱要因になるので同じシリーズなら2番手3番手の方がいい。
- 光学ドライブ:ノートPC自体にドライブが必要かと言えば、むしろ無い方が無い方が良いだろう。あれば窮屈な設計に成るはずだ。装備されていたら困ると言うことも無いが使うチャンスは殆どない。ビデオ録画装置でもDVDたBRを使うチャンスは殆どない。時代は既に光学ドライブを過去のものに追いやっている。そろそろ処分を考える時期だろう。
- 無線LAN・有線LANは当然。
- ブルートゥースも利用機会は余りないが必要だろう。
- WEBカメラ:何のことか分からない。まず使わない。使ったことが無い。でもアプリによっては必要になるかもしれない。現状ではどのPCでも標準装備。
- タッチパネル:ディスプレイのタッチ対応はマウスが使えない時やカーソルパッド操作がかったるい時にはベスト。画面が汚れるのは嫌だけど(きっと保護フイルムも必要になるだろうけど)魅力的だ。これを要件にすると選択肢がグンと狭まる。コストも嵩む。が、検討してよい項目だ。ラージディスプレイを繋いで据え置きで使う場合は関係ない。デスクワークはむしろマウスの方が操作性が良い。タッチパネルに拘る用途があるならタブレットの方が優れている筈だ。だから、この項目の結論は「タッチ対応」が必要なノートPCの用途があれば選択。明確でないならどちらでも良い項目。要件としない。
- 生体認証:これがあると便利。なければそれなりに使うだけ。デスクワーク用途では重要度は低い。
- ファンレス:これはとても大事。要件のスペックを下げるか価格を上げるかすれば手が届く。性能は要求しないデスクワークでは優先させたい項目。
- MSオフィス:パーソナルバージョン搭載モデルも多いが必要か?。今はワードもエクセルもネットアプリが使える時代。会社の仕事を家に持ち込まない時代。ファイルの格納もネットストレージの時代。プレゼンもレポートもネットベースの時代。ローカルソリューションとも言うべきMSオフィスは不要。有っても使わない。加えて言うなら歪な改修の結果とても使い難いアプリになっている。Accessが必要なら別ステージだ。
- HDMI出力:1出力は必須。その他のディスプレイ出力も何かあった方が良い。
- Windows10バージョン:Homeバージョンで十分。Proバージョンはストレスの原因。
- OSインストールメディアはどうすべきだろう。
何かワクワクするものが欲しいな。パソコンでワクワクなんて無理だろうね。この手のものも、電球などと同じ消耗品の感覚に近いのだろう。
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結局。昔も今も状況はあまり変わっていない。定番のDELLとHPから選んで間違いなさそうだ。と書いては観たものの振り返って驚いた。デスクトップPCでは定番だが、ノートPCではこの量メーカーの製品は使ったことがない。理由は、日本メーカーほどしっかり者が作れないから「騒音とサイズと発熱量と重量」のバランスが悪いのだ。華奢な身体で持ち歩けるものは彼らには作れない。
ただ、今は外回り営業とかサービスの業務ではないからサイズも重量も関係ない。
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