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2019春のパソコン選び(2)スティックコンピューター|Diginnos Stick DG-STK4C/DG-STK5S



スティックコンピューター|
Diginnos Stick 
DG-STK4C/DG-STK5S

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テレビでYouTubeを見るのにクロムキャストChromeCastがグーグルから提供されたり、アマゾンプライムビデオを楽しむためにFireTVスティックが提供されたりしていた。これらは用途を限定しているが立派なスティックコンピューターなのだが、普通のパソコンに搭載されるWindowsを動かすスティックコンピューターもいろいろ出ている。

デバイス接続やヘビーデューティソフトの利用などには無理があり、コンピューターパワーは期待できないから用途は限定的だが、工夫次第では魅力的な利用方法があるだろう。

具体的な実現方法は分からないが幾つかのアイデアは出てくる。

  • 大型画面のフォトフレーム。
  • 広告用大画面ディスプレイ(デジタルサイネージ) 
  • 自分用カラオケ(書斎で一人カラオケでもリビングで家族カラオケでも)
  • アマゾンプライムサービス(ビデオもミュージックも)
  • YouTubeやネットビデオの視聴
  • ショートステイ用パソコン(ビジネスホテル、旅館、別荘、サテライトオフィス、巡回出張先)
  • ・・・
これらはノートパソコンを使っても当然できることだが、(1)コスト的負担が小さい。専用機として利用可能。(2)持ち歩くときの負担が小さい。 カバンの中に常時入れておくことが出来る。など、スティックタイプの明確な優位点もある。

デスクワーク用途の検討:

書斎など仕事現場のスモールオフィスで簡単な事務作業に使うことは問題ない。懸念点は3つある。

(1)発熱と冷却ファン(騒音)とパフォーマンスのバランス。ファンレス=ノイズレスが理想的だが発熱で強制停止または暴走のリスクがあるのでパフォーマンスを落とすか。ファン付きでパフォーマンスを確保しても耳元の騒音は超ストレス。特にデスクワーク利用では致命的か。苦肉の策は、音楽や詰まらない洋画ビデオを流しながらノイズを目立たなくさせてデスクワークに取り組むことかな。音を出せない環境ならファンレスの一択。

(2)キーボード/マウス。ブルートゥース接続が一般的とされるが、実際には接続の不安定性、ちょっとしたマウス操作じでも反応が悪いのでストレスの原因になる。有線キーボード/マウスが必須。適切なUSBハブを経由させてケーブルの取り回しを工夫する必要がある。ワイヤレスキーボード/マウスはバッテリーの消耗が激しいのでバッテリー交換もストレスになることも。

(3)ファイルストレージ。スティック本体のストレージは基本的にOSと関連ユーティリティで全て消費されると考えるべき。自分のワークファイル用のストレージをどのように確保するかは大きな問題だ。SDメモリ(64GB程度)の実装可能なものもあるから、事務用ファイルには十分だが、写真・ビデオ・音声など扱う場合、あるいは大量の文書、複雑系文書などでは、別途独立したストレージ環境が必要。これはノートパソコンでもデスクトップパソコンでも共通の課題とも言える。スティックの場合は最初から用意しておかないと始まらないということ。



スティックコンピューターの選び方:

商品の数は少ない。超有名なメーカー品もあれば聞いたことも無いブランドもある。購入者の数が少なくて口コミも限定的。市場評価も不十分で選択の参考に出来る情報が少ない。用途が特定的だからネット上の情報があまり参考にならない恨みもある。

(1)知らない会社は、メーカーでも販売会社でも、止めておこう。
(2)日本国内に何らかの窓口の無い会社も止めておこう。
(3)古いモデルは止めておこう。感覚的には2年以内に出てきたモデルにしたい。基本的に新しいものが好ましい。
(4)ラインアップ(複数モデル)を出しているところが望ましい。
(5)スペック:
  1. OS:Windows10(64ビット)
  2. USB 3.0×2以上。
  3. Blue Tooth(必須ではない)
  4. Wi-Fi(無線LAN)
  5. マイクロSDメモリカードスロット:超望ましい。
  6. メモリ:4GB
  7. ストレージ:32GBは最低限(OSが動かない)。64GBが超望ましい。
  8. 冷却ファン:ファンレスが望ましいがパフォーマンスとトレードオフ。利用環境が許すならファンありでも構わない。
  9. サポート画素数:1920(ハイビジョン)は必須。デスクワークはこれで十分。4Kレベルまでカバーは 4Kテレビ利用前提なら必須。
  10. 価格:あまり安物は狙わない。今の時期なら1万円や2万円以下は要警戒。高いものは本末転倒。4万円や5万円をオーバーしていたら論外。 ねらい目は3万円前後。これがキャンペーンなどで安く出ていたら有難し。
スティックコンピューターは、いろいろ流用できる側面もあり、短期間の消耗品ではないが、毎年あるいは1年おきに1台(1本?)購入しても良さそうだ。スペックは徐々に上がっていくので最初からハイスペックを狙う必要はない。最初はテスト的な意味合いもあるので標準スペックで十分。




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デスクワーク用スティックコンピューター:

今ならドスパラから最近出た2つの商品の選択しかない。

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  1.  口コミ数は少ないが、どちらも騒音が致命的な印象のコメントがある。起動時だけで直ぐに収まるのかずっと煩いのか気になるところだ。⇒使用中はずっと続くとのコメントあり。ファンコントロールのソフトもミニマムなんだろう。ファンノイズ音を気にするデスクワークの人は絶対に買ってはいけない
  2. 価格は直販が一番安くなるようにしている可能性あり。アマゾンで買う場合は違いを確認した方が良さそうだ。






スティックPC・ファンレス:

残念ながら現時点では選択したいモデルは見当たらない。 ニューモデルのリリースを待つことにしよう。大画面を使ったデスクワークも当面はノートPCを経由して利用することにしよう。



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