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犬の靴|選び方とベストワン





犬が履く靴

犬に靴を履かせる目的

安全確保

犬に靴や靴下の類を履かせる目的は 様々。

基本的には以下のような状況において犬を危険から守ること。この場合は、前足も後ろ脚も靴を装着することになる。

  • 夏のアスファルト面、コンクリート面の
  • 雨の日の泥濘(ぬかるみ)・泥道
  • 冬の雪・氷
  • 砂地・砂利道
  • ブッシュの中の棘・切り株
  • 室内のフローリング

*

犬の為と言うより、散歩している時の自分のお洒落~コーディネートの一環で 、履かせる人もいる。犬にとって問題になるようなデザイン(歩き難い、危険なアクセサリーなど)でないよう最低限の注意は払いたい。

高齢犬の場合 

高齢犬は既にダメージを受けていることもあり、より慎重にルートを選ぶ必要があるが、メンタルを考えれば、靴を履かせて安全を確保することが現実的。

ナックリングの場合

特に、犬種にもよるが、高齢化に伴い発生しやすい、ヘルニアや、下肢神経系の障害(ナックリング、足の引きずり)が出てきた場合は、その対策として靴を履かせることは欠かせない。

この場合は、主眼は後足になる。後ろ足を意識することは靴を選ぶ時には留意する必要がある。

  •  アスファルト面で足を引きずると出血することになる。傷口から雑菌が入り込む。損防止には靴は欠かせない。
  • 軽度の場合は、足を少し引き上げて歩くようになるため、リハビリ 効果を期待できる。
  • 運動を継続することで筋力回復・筋力維持が可能になるという意味でも、リハビリ効果が期待できる。

靴の選び方

サイズも感触も確認して選んだ筈の自分の靴でも失敗することがあるから、犬用の靴の選び方が簡単でないことは容易にっ想像できる。

デザインと価格しか見ないで選ぶのは、犬のことを何も考えていないことになる。

サイズ:

実測して若干上のサイズを選ぶ。

実測してぴったりのサイズがあっても、実際は毛の長さの分が含まれているので、若干の余裕がある筈。余裕があって足が靴の中で動き過ぎると脱げやすい原因になるので、その場合は靴下を履かせる。靴下にも薄手のもの、厚手のもので微調整も出来る(筈)。

小さいサイズを最初から選ぶと、調整できないので、注意すること。

サイズの測り方:

犬を白い紙の上に立たせて(犬の足を白い紙の上に載せて)、ボールペン/サインペンなどで左右上下のエッジに線を引いてチェックを入れる。

とする説明が多いが、大人しい犬ならこれでもいい。活発な落ち着きのない犬なら、なかなか測らせてくれない。その場合は、模様のある紙でもプレートでも何かの上に立たせて上からスマホで写真を撮る。犬が足をどけた後で、足で塞いでいた床面の部分を実測する。

いずれも、一度では誤差が出るから、3回程度やってみる。

(注意事項)

サイズを兼ねる時に、問題になることが幾つかあります。

レッグ長

縦横(たてよこ)のサイズしか表記されていませんが、重要なのは足首/くるぶしから上をどの程度カバーするか、踵(かかと)から上のエッジまでの長さ(レッグ長)の記載がないこと。写真で見て推定するしかありませんが、見えにくい写真しか掲載していない商品もあります。その場合は極めて短いと判断して良さそうです。

レッグ長が短いと靴を十分ホールドできず直ぐに脱げることに繋がります。レッグ長が長すぎると運動し難いだろうと思うので、ケガなどの事情が無ければ極端なサイズのものは避けるべきです。

前足と後ろ足のサイズ違い

犬種によりますが、基本的に前足の方がサイズは10%~20%程度大きいです。ところが、販売されている靴は4足との同じ寸法です。言い換えれば、合わないサイズのものが必ず含まれていることになります。ネットを探しても前後で寸法を変えて提供する商品は見当たりません。 2つのサイズで買わせるのは業界の企みか、いずれにしてもスペアが必要だから丁度良いと考えるのか。

同に2セット購入しないこと。1セット購入してサイズのフィット感を確認して、1ランク上か下のサイズのものを追加で発注するのがベターなやり方。運よく、前後ともフィットする場合はこういう苦労は無用ですね。

縦と横

サイズの縦と横とで、どちらを優先すべきか。縦はレッグ長で調整がある程度できそうですが、横は靴下ぐらいしか調整手段が無いので、やはり、横の寸法をベストで選んだ方が良さそうです。

デザイン

|足首デザイン 

足を入れやすいように大きく広がるもの。これは殆どの商品が対応しているので特にm、音大になることはない。ただし、見掛けのデザインに拘った商品には、不十分な広がりで済ましているものも無いとは言えないので、基本的なチェックから外さないこと。

|つま先デザイン

ナックリング(足の引きずり)のある犬の場合は必須事項になるつま先デザイン。

靴底の素材をつま先までしっかり回り込鱒などして、足を引きずっても簡単に破損しないように工夫されていること。

特にナックリングになっていなくても、犬はよく躓くので、保護の一環としてつま先部分の強度はしっかりさせたものを選びたい。 

|カラー

色は100%好みで良い。とはならないかも。

安全のために存在がすぐ分かるように視認性の高い色を選ぶ。

身体の一部と言う発想なら、毛の色に近いものを選ぶ。 

靴を履かせていることを目立たないようにしたいなら、黒をベースにしたデザインを選びたい。

*

足首固定方法

この項目が最大重要です。

靴の履かせやすさと直ぐに脱げないフィックス性能を決定することになります。勿論、好みや慣れもありますから、慎重に吟味したい項目です。

靴紐タイプ:

多くはないが、デザイン的にもユニークだが、簡単なワンタッチで出来るものもあるので、否定的に考えることはない。締め付け強度と締め付けによる足への負担。履かせる脱がせる時の手間も考えること。犬も飼い主も靴利用に慣れて来てからでも良いかも知れない。

ファスナータイプ:

簡単に成形できる(形が決まる)のがメリット。樹脂製のファスナーは耐用性は高くないので、当たり外れのある消耗品として理解しておきたい。 

マジックテープ付ベルト:

デザイン的な制約が無く、脱着が容易で、固定強度も高いので、最も多く利用される固定方法。

但し、折り返しが無く、単に巻き付けるだけのタイプは、締め付け強度が十分取れ得ないことがあるので要注意。

郷土改善のために、足首を巻き付けた上から更にマジックテープ付ベルトで絞めることができるものもあるが、その効果は恐らく限定的。

折り返し付きマジックテープベルト(フィックス性は高い)を使って、更にその上部(足首部)に別のマジックテープベルトを利用できるタイプもある。固定能力は最も高い1つと思われるが、レッグ長が短いと、フィックス効果は限定的で直ぐに脱げてしまいます。

(注意事項)マジックテープ付ベルトの問題

2本のマジックテープ付ベルトが上下に並んでいるタイプは、靴を履かせる時に、ベルト同士がくっ付いてしまってスムーズに履かせるのが困難。これは想定外に時間を取られ、飼い主も犬もイライラする原因になります。家で吐かせる時はまだ何とかなっても、散歩中に脱げてしまった場合に、履かせるのは大変。脱がせる時もマジックテープが邪魔になります。

手際よく要領よく出来る人は気にしなくていいですが、本人も犬も慣れていない時は、相当の覚悟で選択すべきでしょう。

中国製

意味不明な日本語が並んでサポートは期待できない。選びたくないが、日本製はなかなか見つからない。多分、価格的にも難しい。犬の靴の初心者なら中国製でテスト利用と言うのも1つの方法かもしれない。

購入はアマゾンなど経由で購入するのが、トラブル時のサポートをある程度期待できる。

BEST ONE

現時点のネットチェックでは、ベストワン商品はこれかな価格面も押さえてあり魅力的コストパフォーマンス。次回はこれを買ってみよう。その前にレビューのチェックを忘れないこと。

(追記1)

Due Feliceのレビューを見たら驚く結果。直ぐに脱げてしまうという報告がぞろぞろ出てくる。見た目のデザインや願望を並べたスペックを見ただけで判断できないと言うことを改めて思い知らされた。 

改めてデザインを点検すると、直ぐに脱げる原因は簡単に分かった。レッグ長(高さ/深さ)が不十分なのだ。見た目のデザインとコストを追求するとどうしてもこのような形になってしまう。

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 (追記2)

こちらはデザインに類似性はあるが、レッグ長( 高さ/深さ)は長めにとってある。恐らく直ぐに脱げてしまう可能性は提言されているのではないかと思う。

  

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