食べ物が物欲かと言うと微妙なところもある。物欲を所有欲と理解すると、少し外れるかもしれない。瞬間的に所有していると思えばいいか。
人の欲望をカテゴライズしてもどうせ間に合わせの発想だから厳密に考えること自体無理がある、
お金を使ったり、抽選に出かけたり、遠くまで足を運んだり、並んだり、季節を待ちかねたり、通販で探し当てたり、兎に角、苦労して手に入れるとか、運よく手に入れるとか、まあ、それだけで一時的にでも達成感と言うか満足感があるもの。
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「くりきんとん」そのものは栗を茹ででほぐして少し甘くして食べるだけのもの。手間を惜しまなければ、誰でも作れる。殆ど日本中で作れる。それがどういう訳か、岐阜県とその周辺の名産(?)になっていて多く食べられているようだ。
栗の代わりにサツマイモを使ったものや、やたら甘いだけのものもあるが、それらは紛い物にしか見えない。本場の栗きんとんを一度食べたら、他のものが子供だましにしか見えなくなる。
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岐阜県
- すや
- 川上屋
- 美濃や
滋賀県
- たねや
- https://taneya.jp/home/
- 栗きんとんと違う名前だけど栗きんとんで通じる
長野県
- まるやま
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このあたりの和菓子の老舗には、秋の菓子として本物の栗きんとんが並べられる。
本物の栗きんとんは日持ちはしない。
作った当日、翌日、せいぜい翌々日。だから通販も無理がある。水分の事ロールが超難しい。チルド保存なら少し日持ちさせることが出来そう。
賞味期限が1週間以上になっていたら、相当疑っていい。店の品質か自分の味覚(舌)を。
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今日、早速。でもないか、今年初の栗きんとんを食べてみた。普通の和菓子屋で買ったもの。全然有名店ではないけど。
いつもよりサイズが小さい。でも、価格は有名店のそれより少し高いくらい。なんか足元みられているなという感じ。味も幾分雑味を感じる。栗が不作でもないと思うのに。
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